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浜の朝日の嘘つきどもとのhonobonのレビュー・感想・評価

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)
3.7
地元に必要なものは社会的貢献か、文化的コミュニティか。
 
「大震災」ていう呼び方に違和感ありつつも2021年までの10年間で福島県で起きた様々なこと、どこかで『シュシュシュの娘』と重なり合う部分はあり、見せ方の工夫は感じつつもやらんでよろしい余計なショットが散見されるのが玉に瑕。

高畑充希と柳家喬太郎の二人のアンサンブルがなんとも心地よいし、茂木莉子が朝日座にたどり着く前のパートも映画館を舞台とした映画であることも作品を楽しめるポイントなんだけれど、どこか抜け切っていない歯がゆさが残る。

あさひが最初に配給に関わった作品が『台北暮色』でニヤッとさせてきたのはニクい。
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