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Divine Horsemen: The Living Gods of Haiti(原題)
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『Divine Horsemen: The Living Gods of Haiti(原題)』に投稿された感想・評価

【詳述は、『鏡の中のマヤ·デレン』欄で】おそらく、デレンの最高作。憑依が病的でなく、生の極限の濃度·化学反応として描かれてて、映画自体の造形·密度·流れも完全を辿ってゆく。作者死後 10年(1970年代前半)、不完全·限定ながら観られるようになったが、当時の米のトップ、アルトマン·スコセッシ·マリック·ブアマンらに、優に比肩する。勿論、同時期の、根っこは同じ中身の『エクソシスト』より充分に凄い、息を呑む。
河
4.4
午後の編み目が個人的かつ睡眠時の無意識である夢をそのまま映像化したものだったのに対して、これはその真逆の集団的かつ覚醒状態での無意識を映像化しようとしたもののように思った

小規模に始まったように見えたものが段々とテンションも上がっていって気づいたら街規模のパレードになって着ぐるみまで現れた

見るドラッグって表現される映画が存在するけど、これは見る呪術
終戦後にパリにもどったジャン・ルーシュがマルセル・モースやグリオールから人類学の手ほどきを受けて、再びニジェールに発ったのが1946年。ルーシュがこの観たのはいつのことだろうか。ソンガイ人を被写体に据えた初期連作に取り掛かっていた最中にすでに見ていたのか、あるいは『メートル・フ』(1954)の頃か。そしてソビエトからアメリカに帰化し、〈マヤ・デレン〉という名のもとにハイチで撮られた映像を目にしたとき、いったい彼は何を考えたのだろうか。と、さまざまな疑問が湧きあがってくる(あとで調べる)。ダンスとトランス。憑依と供儀。小刻みにステップを踏んでいた人びとがどの民族かわすれてしまったけれど、あのエレガンスにマヤ・デレン(たち)がカメラを向けたことは至極自然なことだった。