ヒッチハイクの男を乗せたが最期、一生付け狙って関わる人間みな殺しにされていく理解不能の恐怖のスリラー。
面白い。なんでなんか、主人公をどうしたいのか全く見えてこない謎めいたムードも素敵だった。
単なる青年だった主人公が次第に逞しく変貌を遂げる展開や、なぜか主人公に殺人鬼が執着しており手放そうとしない感じや、ハードボイルドまっしぐらな雰囲気がトムクルーズ主演の傑作サスペンス映画『コラテラル』の原型のようにも感じた。途中、通りすがる犬も出てきてし…笑（コラテラルは狼だけど）
色んな映画に影響与えてそう…
映像が抜群に綺麗で格好いい。
アングルとか光の陰影の加減とか色味が全部美しい。画面サイズの問題もあるのかな、映像が古くなければ昔の時代の映画だって気付かないかもしれない。
雨の中ヒッチャーを拾う時の不気味なカメラワークや、車から落っこちたヒッチャーが立ち上がるアングルなど映像が格好良くて痺れる。
結局なにがしたいのかわかんなかったな…
途中から主人公の周りで人が死にすぎてこいつが殺人鬼なんじゃないの？って疑われ出す展開は実際ほんとにこれ二重人格とかそういうオチでは…とドキドキしてスリリングでした。ダイナーに逃げ込んで飯ご馳走してもらった後の目つきがかなりやばかった。あの辺から怪しいぞってなる。うまい。かなり好きな展開。
主人公が修羅場を潜って警察に何言われても生存に真剣になって断固意志を通し、強くなっていく感じも大好き。
こういうのがいいよねぇ
あのダイナーの女の子気の毒だったな…
あんなの絶対やだ
出身地を聞かれた時にニヤリと笑って
『ディズニーランド』って答えるルドガーハウアー不気味で最高。
ところで主人公の青年の仕事って車の陸送ってことなのかな。自分で乗ってそれを届けて、あとは自分はどう帰るんだろうか…？
