Boss2054

内なる獣性のBoss2054のレビュー・感想・評価

内なる獣性(2020年製作の映画)
3.7
マカロニウエスタンならぬマカロニ96時間⁉︎
元特殊部隊の軍人が誘拐された娘を奪還するためにたった一人で敵地に乗り込む⁉︎

違うのは、主人公が軍隊時代に捕虜になった経験があり、
精神的にかなり不安定な状態にあるト云うコト。
その為に? 家族ト離れて暮らしているらしい…。
そして、そんな主人公を息子は嫌っている。

物語は主人公の娘奪還ト息子との関係修復、
つまり、家族の再生物語として描かれる。
その辺りがまあ目新しいと云えば目新しいかな。

意外に警察サイドも活躍して、ラストは捜査担当者ト主人公の間に友情が芽生えたりするのも、まあ、微笑ましいかな。

途中、主人公が主犯ではないかト云うサスペンスもあり、
まさかコノ人が⁇ ト云う意外な人の殺害もあり、
ドキドキハラハラさせてくれる。
キャスティングでストーリーが読めないのは良いコトだ。

主人公が敵地に乗り込んでのワンシーンワンカットのアクションシーンがあるのだけれど、ココは見応えあり‼︎
主人公の息切れの演技が演技に見えない⁉︎
トは云え、そのアクションシーンの格闘技が今っぽくないのは何故なんだろうか?
まるで西部劇の格闘シーンの様な闘い振りである。
イタリア映画は、そんなところに新しさを求めていないのだろうか⁇

まあ、とてつもなく面白いワケでもその逆でもない。
ので、ススメるのにちょっと躊躇する。
そんな感じの作品です。
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