Sasada

ボクたちはみんな大人になれなかったのSasadaのレビュー・感想・評価

2.8
時系列を弄ることが奏功してるようには思えなくて、終始退屈してしまう。

現在から過去を遡るのなら、「次どうなるんだろ?」に代わる推進力が必要なはずなのにそれがない。
異なる時代でセリフが繰り返されるのも、ただ繰り返すだけなら意味がない。

全体通して品の無い「花束みたいな恋をした」みたいなトーンの物語でありつつ。
あちらは“ありふれた日常に宿るかけがえの無さ”を描いたのに対し、こちらは“特別でありたいと願う普通さ”のお話。

出会った人たちが/経験した出来事が現在を形作るというテーマに親しみは抱きつつ、ラスト付近での魅せ方もベタベタでどうかなと。
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