ポプラ

ボクたちはみんな大人になれなかったのポプラのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

久々にめっちゃささった恋愛系

タイトルと予告の雰囲気に惹かれて、あと、伊藤沙里さんが好きで、何となくNetflixで視聴

同じ映画を直後に何回も見直す事って、恋愛映画ではあまりした事なかったのだけれど、今回は見返してるし、今後も何かの折に見返すと思う

この映画のきれいすぎない世界観、苦手な人もいるかもだけど、私はすごくハマった好きな感じ。願わくば、狭いマイナーミニシアターで見てみたい。

世の中綺麗事だけじゃ生きていけなくて、別に人生に目標とかもないし、とりあえず仕事は生活のためにやって、その時々でちょっと楽しめればそれで良くって…
今までも、きっとこれからもそう生きていくであろう主人公の、忘れられない「出会い」。これを既存の「恋」って言葉に収めてしまうのは、なんか陳腐な気がする。なんだかもっと深い「運命」みたいなのを感じてしまう。

彼女は哲学的でそれなりに言葉で伝える、一方、主人公は言葉で伝えるのもそれ以外で表現するのも苦手、なのにすごく2人の「言葉を交わさなくても分かり合える感じ」に憧れてしまった。多分私が刺さったのはここ。すごく羨ましい。

シーン一つひとつが丁寧で、美しい。好きなシーンがいっぱいある。彼女の服も、可愛いレンタカーも、星が散りばめられたラブホも、夕陽を背にした伊藤沙里も…

あと、ポケベルとかって意外と最近まであったものなんだ、FAXとかも懐かしいとか思っちゃった笑
出会いが文通っていうのも、そんな最近まであったんだ?今じゃ住所教えちゃうなんて危険すぎるけど、それも時代だなぁ…
あと、何かと話題の東出さんも、なんか憎めないキャラでしたね〜、色々な意味で

でも、なんで別れちゃったんだろう?それは聞かない約束かな…原作読んでみようかな

とても素敵で、今の私にヒットした映画でした。
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