このレビューはネタバレを含みます
お笑いと映画のオタクなので見ました。
ちょっと大丈夫〜？みたいな気持ちでみたけど最後良くて感動で目うるうるになってしまった。
画の作り方とかめちゃくちゃちゃんと映画になってたしテンポも良くダレるところがなかったし、曲のチョイスもよかった。
お笑い芸人が脚本と監督やってるから、過剰なお涙頂戴感とかないし、居酒屋でお客さん笑わせてるシーンとか漫才のシーンとかはちゃんと笑えた。大泉さんのお笑いの演技ちゃんと面白いなあ。
柳楽さんはもうみんな言ってるので私が改めて何か言う必要ないかもしれないけど役が憑依してた。土屋さんの演技て見たことないなと思ったけどちゃんと上手かった。よく知らないけど母曰くきよしさんに似てるみたい。
劇団ひとりさんの1人コントてよく考えたらツービートぽさあるんだなあ。ちょっとテレビでやったら炎上しそうな感じとか。
こんな昔からTHE MANZAIあったのか…
今は漫才よりどっちかというとコントの時代じゃないすか？と思ったけどキングオブコントよりM-1の注目度の方が未だに高いのでそんなこともないか。
Netflixドラマの「火花」っぽくはあるんだけど完全に実話を元にしてるから現実味あるし、時代設定が昔なので差別化もされてるし、良かった。
ドラマ、映画の中だけでなく、お笑い芸人て先輩より後輩の方が売れる時あるよねえ。
マスコミがテレビで売れてる人にしか興味ないところ、フランス座の客がストリップにしか興味ないところ、まあそりゃそうなんだけど、この世の無情さを感じ泣いてしまった。
特殊メイクは若干龍が如く感あったのであんまり大写しにしないほうがよかったとおもう。
セットはあんなにすごかったのに。あのセットどこかに残しておいてくれないのかな。見に行きたい。
テレビが演芸場から客を奪う話を、テレビから客を奪ったNetflixが映画化するの、こういう皮肉？と思ってしまった。
演芸場から客を奪ったテレビだけど、水曜日のダウンタウンのおぼんこぼん企画で浅草東洋館を満員にしたことを思い出し、あれも熱い出来事だったよなあと思った。
