いちじく

浅草キッドのいちじくのネタバレレビュー・内容・結末

浅草キッド(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

たけし(柳楽優弥)が深見千三郎(大泉洋)に弟子入りし、コントとタップダンスを学ぶ。
しかし舞台に見切りをつけたたけしは漫才を始めて師匠の元から離れる。
テレビで成功したたけしは師匠に会いに行き酒を酌み交わすけれど寝タバコをした師匠は焼死してしまう。


1972年→1974年→1981年→現代

タレントとしての劇団ひとりさんに好感があるからこそ不愉快な映画だった場合を警戒して敬遠していた本作品。意を決して鑑賞。面白かった。
もっとクサさ全快でベタベタな話を想像していたけれど、そこまで愛だ夢だを浪花節でゴリ押すようなことはせず、常に芸人としての軽いジョークが意識されていて物語に入り込みやすい。
劇団ひとりさんの嗜好を意識しすぎていたからハードルがかなり下がっていたかもだけど、、、

シコり声の聞こえるトイレのドアでどん詰まりを表現◎

ナイツ土屋さんの出番が思っていたよりも多い。鑑賞するまでは評判に半信半疑だったけれど、確かにナチュラルな演技で良い。

大泉洋さんと門脇麦さんのダンスにもっと説得力が欲しい。
舞台に上がると途端に門脇麦さんの歌唱力が下がってないか?

ストリップなのにおっぱいの出番すら無し。どんな時間帯のテレビでも放送できるバランス。

ラストの舞台に上がるまでの道のりはクサすぎる。
2人のタップで終わるのは好き。

「なにが面白ぇかは、お前ぇが客に教えてやるんだ」
こういう気持ちの人は多いけど、教えることが出来るポテンシャルを持つ人って限られてるよな、、、好きな言葉だけど。

千春の子供にサインを書いたのは、ヤらせてもらいに家を訪ねたからかな?結婚してたからならずか。ゲイと読まずにクジラと読む。決別か。

男二人で回転ベッドのシーンが好き。

「黙ってどうすんだよ。言われたらすぐ言い返すんだよ芸人ってぇのは。」
いちじく

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