ニャキヤマ

くれなずめのニャキヤマのレビュー・感想・評価

くれなずめ(2021年製作の映画)
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予告編やポスターのふざけた感じ、それに松居大悟監督作も一度も観たことなく元演劇といった不安材料に加えて、個人的にトータス松本が大の苦手なので期待値はかーなり低く見積もり鑑賞しましたが、それさえもクリア出来なかったという感想です。。

豪華な役者陣のアンサンブル!ということではなく、それぞれの特徴を上手く活かせず無駄遣いって印象で、昔人気芸人が集結した「リンカーン」を思い出しました。特に高良健吾はホントに合ってない役柄を演じさせられ見ててツラかったです(唯一、藤原季節くんの泣き芸?は相変わらず良かったです)。

演出面についても、今泉力哉がインタビューで「笑えるシーンで現場が盛り上がって笑ってると観客はシラける。逆に緊張感がある方が良いぐらいだ」みたいな事を仰っていて(「街の上で」の終盤の白眉である大集合シーンも現場は緊張感に溢れていたそう)、本作はそう言う意味で逆に突っ走っていて「撮影が楽しそうでいいですね〜」と全く笑えず楽しめませんでした(前田あっちゃんの「年下はねー照」は声出して笑いましたが)。

あ、でも最後の余興シーンは楽しそうだし、こちらも観てて楽しめました。"滑った"って設定だけど、アレ普通にウケると思いますけどね。

ひとり知らない人がいるなーって思ったら、「アルプススタンド〜」のウザい先生か!!
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