予告を見た時は、そんなに心惹かれなかったけど、レイフ・ファインズとキャリー・マリガンだもの、悪いわけがないと思い鑑賞してみました
ほとんど期待していなかったのに、これはやられた!すごい良作!!
実話を元にした作品だから、全てが実話ではないだろうけど、じんわりとくる良作でした
みなさんのレビューでは、キャリー・マリガンをべた褒めが多いですが、なぜにレイフ・ファインズ氏に関しての感想は少ない?
もう、秀悦すぎてコメント必要ない?できない?
そりゃ、そうです!
今作の彼の演技は観ればわかります!!!
これぞ名優中の名優
というか、名優という名を超えた存在です!!!
もちろん、キャリー・マリガン、近年お馴染みの幸薄役もハマっていて良かったですよ
けれども、やはり、ファインズ氏とキャリー・マリガン両者の相性もあるでしょう
名優同士の素晴らしい演技とケミストリーを堪能できました
みなさんの仰る通り、例の2人のロマンス展開やラブシーンは確かにいらないかなぁと…
ロマンス展開なくても、充分素晴らしい作品に仕上がったと思うけど…
自身、博物館や美術館が好きなので、よく足を運ぶのですが、作品を目の前にすると、その展示物、作品だけに心奪われて観てしまう傾向が強い
今回、この作品を観て、バジル・ブラウンやエディス・プリティのような人物あっての目の前の作品、展示物があることを忘れてはいけないと心の底から思いました
長い歴史の中で、バジルやエディスのように功績を残しながら、消されてしまった人物は数え切れない程いると思う
そういった人達のためにも、こうやって映画化されて、少しでも多くの人達に本人の功績を知ってもらえるのは素晴らしいと思うし、今後もこのような作品の映画化を心から望みます
エディスの息子ロバートとバジルの関係性も良かったし、バジルの奥さんも素晴らしかった
華はないけれど、本当にバジルを理解している、素晴らしい奥様だと思う
やっぱり、期待してない作品に限って、良作だったりしますよねw
派手さはないけれど、心にじんわりと優しく、物悲しく、けれども大事なことを教えてくれる素晴らしい良作でした!