あまんだ

キャラクターのあまんだのレビュー・感想・評価

キャラクター(2021年製作の映画)
4.5
思いの外、グロいシーンがちゃんとグロくて、驚いた。あれで、惨殺シーンまではっきり描かれていたら、それはもう悪趣味の領域に行ってしまうのだが(被害者に子供とかもいるのでそこまでは観たくない。)
結果の凄惨なシーンだけでも、じゅうぶん。
血を踏んだときの、滑りのある音声とか、(水みたいに「ぴちゃっ」て、澄んだ音じゃなく、「にちゃっ」て、滑り気とか粘っとした感じの)、臭いを感じる現場が昨今の日本映画の中では、かなり気合が入っていたように思う。
菅田将暉のいつもの熱演はさることながら、Fukaseの怖さたるや!
ほんまにやってもうたんか!?て、程の臨場感。めっちゃ気持ち悪い(褒めています。)
眉毛見えへんくて、表情あんまわからんからからかなぁとか、思ってたけど、後半前髪上げて、眉毛見えてもキモかった(褒めています。)
韓国映画「チェイサー」の犯人に通じる感じといったらいいのか、表情に乏しいと言うか、目が空洞な感じ。
後、首くいくいする動きも、あんな怖いビートたけしのモノマネ無いで!て思うくらい怖かった。「たけしや!はは!」なんて、「楽しい雰囲気には絶対ならん、たけし。」と言ったらいいのか…。
ホラー界に新生現るやわ。
あまんだ

あまんだ