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BLUE/ブルーのoden8のレビュー・感想・評価

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)
3.6
"あんたが試合後じゃなかったら…。もっと。殴ってるから。"
by 千佳ちゃん

"『熱量』と『才能』は別。"
"あの人ぉ…。ほんとにつぇえよっ…。"
by 小川

"おれさぁ…。ほんとは今日、お前が負ければいいと思ってた。いやぁ。今日だけじゃなくて、今までずっと。お前が負けること、祈ってた。"
by 瓜田

挑み続ける美学を感じる作品。というか、止められない愛というべきか。
つかっ!!つかねぇっ!!!
瓜田が、めっちゃええ奴過ぎるんだわぁ〜ん。ボクシングへの、彼の愛情が痛いほどに尊いのですよね。いやっ、痛いから尊いのですかね?ちゃうよねっ!!愛とは、痛いもんなんです。

自分が愛しているモノだから、気付いてしまうんですよね。そのモノに愛されているかどうかって…。それは、"熱量"だけではどうにもならへん"才能"なんだよね。たとえ、"才能"に恵まれていなかったとしても。注いでしまう"熱量"。それも"愛"なんです。
挑んでも、足掻いても届くことのないモノだとしても。熱量が冷めることのないモノ。瓜田のソレが、素敵過ぎるんです。

不思議な物語で。瓜田が主人公なのに、圧倒的に脇役ポジなのがいいんです。
勝ち負けだけで言えば、ボクシングに愛されてへん男なんやけど。ちゃんとボクシングに愛されとるの。だって、瓜田は…ボクシングを愛してる人たちから、ちゃんと愛されてるんだもん。

ちょっと…小川のボロボロ具合が、物語の邪魔をしてた気がせんでもないけど…。ボクシングが命を掛けてするスポーツってのは、めっちゃ伝わってきたから良しとするかっ。
東出くんが、意外良かった。スタイルも抜群やし。色気がすんごいよね。演技も、なんか熱量みたいのを感じちゃったわん。
木村文乃ちゃんはエロいなぁ。めっちゃタイプですわ〜ん。ショートカット最高だぜぇ〜いっ!!!!演じてはったキャラクターが、浅倉南感あって反則だよねぇ。

松ケンくんと時生くんは、自然系の雰囲気の役柄をやらしたら…ホンマ無敵ね。
お二人のキャラクターが好き過ぎるんだわ。

僕の中では、恋愛系ボクシング映画かも。恋し恋する相手は、ボクシング。

挑戦者の青
ボクが愛してしまった
ボクシング
殴られれば 殴られるほど
愛しさが止まらない
青が止まらない

"いや。自分。ボクサー目指してるわけじゃなくて。ボクシングやってる風を目指してるんで。"

"はいっ。無茶かもしれないですけど。やりたいです。"

"おれには。これしかないからね。アイッ。アイッ。アアアッイっ。アイッ。アイッ。"
by 楢崎

"ウリ坊の仇討ちかっ。…フンッ。"
by 会長

Cast(役者·キャラ) 4.5
Story(物語) 3.5
Architecture(構成) 3
Picture(画) 4
Acoustic (音) 3
24-61
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