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ハウス・オブ・グッチのピポサルのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
3.8
間伸びせず物語がどんどん進んでいくので事件のことを知らない自分は楽しめた。普段から接点のないラグジュアリーブランドの歴史や哲学みたいなのを純粋に楽しめる。グッチ一族は今はもう経営にノンタッチらしいけど、ナントカ渓谷の牛への敬意みたいなそういうブランドのフィロソフィーはよかったな。インソールの裏の金箔のくだりとか皿を叩き割るアダムドライバーとか、ビジネス一辺倒ではなくブランドの核となるところを決して忘れていないと感じさせる演出はめちゃくちゃ良かった。
レディガガ演じるパトリツィアの図々しさでつい笑ってしまうよう箇所があって、たとえばドアの外でマウリツィアを説得するシーンはアルバムが出てきたところでクスッとしてしまった。
いまのグッチがどんなスタンスなのか気になる。
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