GAGA姐さん!クセ強すぎだけど、ベストなキャスティング!!個性強すぎキャストで2時間半… ちょっとお腹いっぱいだな〜。
非常に豪華なキャストですね。それだけで、観たいと思ったのです。
ただ… アル・パチーノはいいとして、なぜジャレッド・レトは特殊メイクしまくってまでパオロ・グッチを演じたのか。全くもって理解ができません。
そして、サルマ・ハエックが出てきた時点で「おいおい… ケリンググループ、身内を出すなよ…」とがっくし。
キャスティングはさておき、GAGAの存在感、アダム・ドライバーとの掛け合い、関係性の変化の描かれ方は、引き込まれるものがありました。
世界規模のラグジュアリーブランドの栄華・衰退が、「ファミリービジネス」の面から描かれており、このようなこと(殺人まではいかないまでも)がいろんなブランドで起こり、今日のコングロマリットが形成されているんだなぁ、としみじみ。
ファミリー以外から、デザイナーやクリエイティブ・ディレクターを起用する流れ(トム・フォード!)や、コピー品に対する考え方、爆買いする日本人の姿なんかも、描かれていて、1980年代ってこんな感じか〜!と、思いました。
もう少しドラマチックにして短くするか、誰かの内面を丁寧に描くかして欲しかったですね。実際の出来事を脚色して、なぞっただけで少し中途半端感があります。