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バズ・ライトイヤーのごはんのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
5.0
失敗が生む幸せもある。なんでも1人で抱え込む必要はないよ!って作品。

トイストーリーの劇中劇的なやつ。
おもちゃのバズの元ネタになる作品はどんなだろうね?ってやつ。
あまり気になったことはなかったけど、そう言われたら気になるじゃんってことで楽しみにしてた作品。

俺に任せとけ!的な性格のバズはトイストーリー1作目の時の俺がリーダーだ!的なバズを見ているようで、それはそれでなかなか面白いと言うか、トイストーリーを思い出させるような見方ができるのは楽しみの1つとして良かった。ラストもトイストーリー1作目のクライマックスを少し連想させるような活躍が見られる。
本作を見た後で改めてトイストーリー1を見るのもおもちゃのバズの性格とか違った見方ができて面白いのかもしれない。まぁあくまでおもちゃはおもちゃではあるんだけど。

トイストーリー2でザーグはバズの父親だったなんていうスターウォーズのパロディネタ設定どう扱うのかな?と思っていたがそのあたりはうまいこと処理して活かしてたような感じは流石。

ただ若干全体の流れとか世界観の説明や登場するキャラクターのそれぞれの活躍シーンなど短めで急足な展開だったような気がする。
それなりに宇宙SF作品見ていれば、地球外の星に移住するとか、超高速になると時間がーとかって割とあーアレねって感じで作戦内容とかも理解できる気がするけど、その辺りの説明は少なめなので、あれそもそもそれってどう言う事?みたいな疑問が湧く人も多いのでは?

個人的には宇宙物SF作品を見るにあたってやっぱり「2001年宇宙の旅」は見ておくと良い気がする。
あと本作では「ウラシマ理論」ってのが出てくるのでそのあたりは「インターステラー」を見ておくとなんとなく受け入れやすいかも。
「トップをねらえ」なんかもいいかも。

公開前に問題?になっていたLGBTQ的な表現に関しては、え?これのこと?ってくらい気にならなかったな…まぁ考え方は色々あるから、難しい事なのかも知れないけど…
むしろ未来のストーリーって考えたら、性別に囚われない世界観はより先の未来の世界観価値観ようで良かったけどなー

ストーリー的には失敗したからって責任全部抱え込むなよーって感じでチームとか仲間ってこう言うことじゃんってやつと。
進む道間違えたように思えても、それもまた人生でだからそこ生まれる幸せなんかもあるんだよって話(まぁその道じゃなかったら生まれた別の可能性ってのもあるんだけど…)
比較的わかりやすいメッセージのある作品。

悪役的なポジションのキャラは出るけど、
完全な悪ではないのも最近の作品ならではって感じ。

おもちゃのバズの元の作品って設定から、劇中の世界観とかも魅力的なのになんか、すごい楽しかった!!!ってならなかったんだよなぁ…
テンポ感とかのせいかな?うーん。


というか量産型のロボット…あれザクでは??
あと宇宙服とか宇宙船がカッコいい。
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