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バズ・ライトイヤーのタクのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
3.5
『トイ・ストーリー』の人気キャラ
   バズライトイヤー。
遂に彼のオリジンと壮大な冒険が描かれる!!
[ストーリー]
勇敢なスペースレンジャーのバズとその相棒
アリーシャは、謎の惑星を探索する為に彼らは上陸します。

しかし、思わぬハプニングが起き脱出する事に、更にはバズの自信過剰な性格から宇宙船の操縦を誤り宇宙船が破損してしまう。
そして1200人の乗客と宇宙船はその惑星に、不時着し何十年もそこに留まることになってしまった。
そんな中でもバズは、諦めず何度も地球に帰還しようと試みるが、、、
[キャスト日本版]
 鈴木亮平[バズ・ライトイヤー]
 今田美桜[イジー] 
 山内健司[ソックス]
  りょう[アリーシャ]
[監督] アンガス・マクレーン
[感想]
〈王道SF映画の誕生!〉
誰でも楽しめる作品になってると思います
結構勢いのあるストーリーだし、展開的にも忙しいというか、「一難去ってまた一難」みたいな感じでした。

SF要素としては、結構強めの作品ですね。
トイ・ストーリー1からバズの設定自体を
「スター・ウォーズ」からインスパイアしてる事もあり、バズの惑星が最強の帝国軍に支配させれていたり、今作の凖主役と言っても過言ではない宇宙船も多数登場していたりと、SF映画好きならたまらない
作品になってました!

しかし、「スター・ウォーズ」の設定等を少し、かすってるせいで作品の目新しさは感じませんでした。
ピクサー作品の中なら圧倒的スケールで
描かれているし、仲間達との友情やバズのキャラクター性もしっかりと描かれてる、、、しかしバズライトイヤー一つの映画として新鮮味はあまり感じませんでした

〈映画を彩るキャラクター達〉
イジー… キャラクター性的にも皆が感情移入しやすいキャラでした。
バズと共にザグを倒す為に奮闘するのですが、物語が進むにつれ彼女の成長が垣間見れ徐々にバズとの関係性が深くなっていく姿もバディ物みたいで良かったですね。

日本版吹き替えの今田美桜も、メインブラックの件から技術力的に不安だったのですが、今回は全く気になりませんでしたし、成功だったのではないでしょうか?
イジーの失敗しても諦めない天真爛漫な性格が今田美桜の明るい声と見事にマッチしていました!

唯一の微妙だった点は、彼女の失敗シーンが凄く嫌だった事ですかね。
この作品のテーマとして、どんな優秀な人でも「失敗」するよね、、、だけどその後の行動が肝心だよ!
というのが伝わって来たのですが、ラストまでの失敗が凄くこっちを不快にする展開だったし、ラストの良い行いを映えさせる為にそこまでの成長過程が少し残念でした。

ソックス… 正直一番良かったのが、ネコ型万能ロボットのソックスですかね~😊
フォルムも愛らしいですし、今回のバズへの貢献度的にもNo.1で更にはジョークまで言ってしまう!
もう完璧にこの作品のマスコットキャラクター的存在であり、一番好きになったキャラでした!

日本版吹き替えでは、かまいたちの山内健司でしたが、予告編をみた時はミスマッチ感が否めなかったが、聞いていくうちに徐々に好感を持つようになり、山内の無機質な声とソックスの少し冷たい性格?
がストーリーが進むに連れて、好きになっていったので、この吹き替えは成功だったのかなと感じました。

[最後に]
ピクサー作品、しかもトイ・ストーリーシリーズのスピンオフで期待値が高かっただけに少し、物足りなさを感じました。

アクションシーンや映像技術、キャラクターの描き方は流石ディズニーブランドと感じたが、ストーリーや社会的メッセージ性があまり好みではありませんでした😓

バズがミッションに宇宙に旅してる間に、
別の惑星では数年時が経過してる。
宇宙を題材にした作品ならありがちな物ですが、その数年の時が経ったのを強調させるために相棒の結婚を描くのは、問題無いのですが相手がまさかの同性という、今の社会の多様性の問題を無理に入れ込むディズニー最近のお得意の技があからさまな気がして、この点が好みではありませんでした。

ストーリーも、もう少しバズライトイヤーの味を出しても良かったのかな?と思いました。
彼の性格やキャラクター像を更に理解できたが、トイ・ストーリーの時よりバズのキャラが余り立ってなかったのが、勿体無いと感じました。

アンディがこの映画を見てバズの事を好きになるか問題があるが、バズの事は好きになるだろ!!と思いました。
この作品で彼のカッコよさ、失敗しても良いんだよという分かりやすいメッセージ性
年頃の男の子はハマるでしょう。
トイ・ストーリーの新たな挑戦は凄く良かった、バズが更に好きになる作品でした!
タク

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