おそば屋さんのカツカレー丼

モーリタニアン 黒塗りの記録のおそば屋さんのカツカレー丼のレビュー・感想・評価

4.7
一体おいくつなのでしょうか、ジョディ・フォスターは。かなり久しぶりにお見かけしたけれど、円熟味の増した素晴らしい演技をされていました。めっちゃカッコ良かった。

さて、描かれるのはこの人権を無視した収容という、某国のどこかの施設を連想せざるを得ない主題なわけですけど、特集尋問のシーンは強烈でしたね。惨いのはもちろんなんだけど、その映像の美しさが強烈だった。割と回想シーン以外が淡々とシンプルに描かれる分、余計なんだろうけど。

先日、仕事中に上司に褒めてもらえることがあって、その時に「◯◯くんは良い組織人になれるよ。きっと出世する。」と言われて、その場では素直にありがとうございますって感じだったんだけれど、何か後からずーっとモヤモヤしてた。
褒めてもらえたのは嬉しいけれど、あの時言われた組織人って、きっと本作のカンバーバッチとは真逆の人のことだよね。たぶん。