取っつきにくそうな話なので、興味をもって集中しないと置いていかれそうになるが、本当にこんな事があったのかアメリカ…っていう映画をまた一つ知れたのは良かった。しかも、美談にしたりエンタメ重視のつくりじゃなくて、法のあり方など問題を提起してるのが。私は難しいことは分からんけど、権力(国家)がいきすぎるとやべぇってのは、今の日本でも中身は違えど同じような事なのでは。
それとやっぱり、弁護士ジョディ・フォスター、起訴するベネカン中佐、拘禁されたタハール・ラヒムの三人が好演で、久しぶりのジョディ！
キューバのグアンタナモ収容所。911のテロ容疑者をとにかくぶちこむ。拷問を続けることで供述を強制する。本当に罪を犯したか冤罪か。いずれにせよ、被拘禁者に拷問や暴行など非人道的な行いをしていたようで、うわっ…
ジョディは弁護することにしたが、彼女が最初から最後まで信念が揺らがなかったのが素晴らしかった。あんなもん(詳細は伏せる)見つけたら、私ならテリーみたいに途中でリタイアしたくなるよ。そして、真っ当な資料を求めて深掘りすればするほど、起訴すべきでないと考えて地位を追われたベネカン。亡くなった友人のこともあるのに。二人が法廷でバチバチ対立するのかしら？と思ってたけど、そうじゃなくて、二人が見ていたものが同じだったのが良かった。
ただね、興味を持続しないと、私は昼時だったのもあり、たまに眠くなってしまった(笑)でも8年ぶちこまれて裁判で勝ったのに、そのあと7年くらいだっけ？拘禁されていたというのがな…勝ったから国にさっさと帰れるﾋｬｯﾊｰじゃないのに血の気がひく感じ。
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