よつ

竜とそばかすの姫のよつのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

巨大クジラとかっちょいい獣系アバターと夏空と高校生!!そして超巨大仮想世界!そこに歌を入れちゃったらもうそれは好きになるしかないでしょ!大好き!!まじで良かった!!

すずちゃんの部屋が屋根裏っぽいところとか坂道の途中に家があるところ、時をかける少女っぽくて好きです。色んなところに今までの作品の要素があって見つけるのが楽しかったです。
細田守作品の中で、すずは一番不器用で繊細で、複雑な主人公のように感じました。そのすずを支える人達の温かさ!!おばちゃんたちの絶対的な安心感!!すき!
あとほんとに家族の描写がこっちの感情揺さぶってくるんだよ…。おおかみこどものラストもうるうるで耐えるのに大変だったけど、今回のお父さんとのLINEもなかなか耐えるのに大変だった…。
あと今回はすごく直接的な暴力でした…。辛かった…
細田守映画は基本的にすごく優しい世界観なんだけど触れたら容赦なく切るような繊細な攻撃性みたいなものがあってそこが本当に好きです。この作品は一旦細田守自身の一区切りの作品じゃないかと勝手に思っています。だからこそこれからの作品もすごく楽しみです。
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