神様がくれた歌声を持つホイットニー•ヒューストンのドキュメンタリー的な映画
エルヴィスと同じく、才能を飼い慣らすことができなかったりホイットニー
ホイットニーがクライブ•デイヴィスに見出され、スターになり、結婚し、ドラッグに溺れて亡くなるまでを全て語る映画。
歌声だけでなく、ケビンコスナーが共演者に指名したほどのスタイルと美貌を持つホイットニーを誰が演じても難しいなか、ナオミ•ワッキーが熱演しています。
もちろん、あの歌声で歌えるはずがないので、歌は全てホイットニーによるものです。
改めて、ホイットニーの歌を映画館のサウンドで聞くことに、この映画の楽しみがあります。神様の贈り物としかおもえません。
1秒たりとも、ホイットニーでない素顔のホイットニーになることは、多くのセレブリティ同様許されず、ストレス過剰な生活。そして娘を食い物にする父親、ドラッグ、浮気、DVの夫、自分の声の衰え、金銭問題、そんななかで、追い詰められたホイットニーはドラッグに逃げていきます
全てのものを手に入れたホイットニーですが、唯一手に入らなかったものが暖かな家庭です。
そして、真に自分を支援してくれる友人以上の関係のロビンとも関係が破綻していき、孤独になっていきます
ホイットニーを見出したアリスタレコードの社長だったクライブ•デイヴィスを大好きな俳優スタンリー•トゥッチが好演しています。相変わらずの安定感。スーパーノヴァ以来です
ただ、この映画、クライブ•デイヴィス自身がプロデュースしているせいか、真実のほどはわからないですが、とても良い人として描かれています。
愛は育てるもの、あたたかい家庭を夢見たホイットニーの言葉です。