名実共に史上最高の歌手の１人だし声が大好きで今でもよく聴くファンなので、スーパースターのスキャンダルや悲劇的な早すぎる死の描写が心配だったけど、偉大なアーティストへの敬意と愛が感じられて安堵した。
伝記映画としては物足りない。
人種も国境も超越したと評される彼女の音楽への貢献や、レズビアンの親友とのロマンス、黒人女性実業家としての姿をもっと掘り下げて欲しかった。
支配的なDV夫と娘に寄生するクズ父親は改めて許せない…。
歌唱は殆どホイットニー本人の音源が使用されているものの、ナオミ・アッキーの熱演はお見事。
製作でもある生ける伝説的プロデューサーのクライヴ・デイヴィスは善人に描かれ過ぎな気もするけど、スタンリー・トゥッチが魅力的に演じていた。
憎きボビー・ブラウン役アシュトン・サンダースは少しあどけなさが残ってて合ってないような。
タマラ・チュニーとクラーク・ピータース良かった。
