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戦艦バウンティ号の叛乱のSONIAのレビュー・感想・評価

戦艦バウンティ号の叛乱(1935年製作の映画)
3.9
海上スペクタクルの大作。
面白かった!

目に余る拷問を受けた船員と副館長が叛乱を起こす。立ち寄ったタヒチは美味しい食べ物に美女に豊かな自然にまさに楽園だった。人間らしい心を取り戻し、艦長に歯向かったのは当然と言えるだろう。

しかし艦長の生命力の強さよ。
清々しいほどに傲慢で暴力的で憎たらしい。逆にこれを演じた役者さんは素晴らしいと思った。

荒々しい航海のシーンはCGとかない時代だけど迫力満点だった。

カラーだったらどんなにタヒチが天国のようだったろう。そして海と空が美しく過酷だったか。しかしモノクロでも情景が思い描けるようだった。

良くも悪くも誇り高きイギリスが随所にうかがえた。
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