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地獄の花園のnamのレビュー・感想・評価

地獄の花園(2021年製作の映画)
3.7
「バカリズムのヤンキー・バトル漫画への愛情が込もったヤンキー×OLのハイブリッドコメディ」

試写会にて。
バカリズムさんは毎年単独に行く程好きなので今回も楽しみでした。

かわいらしい見た目とは裏腹にバカリズムさんが福岡県の田川市の出身でその地域では当時力が強い奴が天下という幼少期〜青春を過ごしたのでかなりの武闘派。

先日のアメトーークの好きな漫画特集でも挙げる作品はバトル漫画やヤンキー漫画などなので本作もその趣味が全開で、漫画あるあるのオンパレードが楽しめます。

いわゆる喧嘩が強い奴が1番というヤンキー漫画の王道展開の状況を会社のOLに置き換えるという、ネタでもよくやるアイデアでコミカルにしてます。

OLなのに裏ではやり合ってるという違和感を楽しむ作品です。テイストはB級なので気軽にワイワイ楽しむための作品。

ストーリー自体は漫画のよくある王道的な展開なのですが、合間に挟まれる「架空OL日記」でも見せたようなOL日常シーンとのギャップが楽しめます。

さらに劇中でもよく「漫画みたいな展開じゃん」とかメタ的にツッコんでたりするくらい意識してるので、観る側もこんなのあったなーとかツッコミながら観るのが良いかと!映画館で1人でというよりはお茶の間で家族や友達とツッコミ入れながら観るのに適してるかと。

世界観としては映画というよりコントよりの軽さがあるのでその辺りは好みが分かれる気もします。

ヤンキー漫画やバトル漫画のあるある満載なので詳しい人ほど楽しめるかと!
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