大島作品、考えれば一本も観たことがなかった。もう少しで公開終了のタイミングでなんとか滑り込む。
鑑賞前の印象といえば、坊主のたけしが出てくるといった印象だった。観てみれば、なんと主演は坂本教授とボウイ。ちょっと驚いた(ポスター観れば一目瞭然なのだけれど)。
キリスト教的要素は明るくないので分からないのだけれど、セリアズとヨノイの関係性に少しゲイ的な空気感を感じたのは事実。
対照的にハラとロレンスの関係も、ラストシーンに至ってそこに友情が芽生えていたようなところが、ハラの向かう先が死だとしても、救いを見いだす終わり方は好感が持てた。
観終わったあと、なんだか変な映画だったなと思ったのだが、数年後にもう一度観たら少し印象が変わるのだろうか。そのときが少し楽しみになった。