凄かった!素晴らしかった!
大興奮だった!
デイヴィッド・バーンという人物をこれまでよく知らずに生きてきたことを心から悔いる。滅茶苦茶かっこいいではないか。遅ればせながら彼に出会えて本当によかった!
デイヴィッド・バーンという名前は、脳みそのどこかに刻まれていて、彼が「きっとここが帰る場所」を歌い始めた時、やっぱりそうか、と「つながった」。ショーン・ペンが主演した同名の映画で、バーンがこの曲を歌唱する場面がたっぷり映し出されていたのが、とても印象に残っていたのだ。
しかし、その映画以外では、デイヴィッド・バーンという人物もトーキング・ヘッズの曲もほとんど知らなかった。本作の評判がよくて恐る恐る劇場へと出掛けたが、始まってすぐに魅せられた。
曲も歌詞もダンスもすべてかっこいいが、何よりバーン自身がとても魅力的だ。彼が歌に込めたメッセージを全て理解してはいないが、ぐさり、ぐさりと心に突き刺さってくる。
「Hell You Talmbout」から「One Fine Day」へと続く流れでは、思わず涙がこぼれた。理不尽な現状に怒りつつも、「ある晴れた日」を待ち続ける希望を伝えてくれる。胸が熱くなった。
初めて行った老舗のシアター。「パターソン」Tシャツを着ていらっしゃる方がいて、とても羨ましかった。ジャームッシュ特集も行きたいなぁ。