二極化が進む時代にあっても、アメリカ人は約260万平方キロの公有地を共有している。しかし、この土地は脅 威にさらされている。連邦政府が米国の全市民のために信託しているこれらの土地は、気候変動対策の拠点であり、先住民族の聖地であり、野生生物の生息地であり、アメリカ人のアイデンティティーに欠かせないものである。しかし今日では、政治的にはあらゆる分野の有権者から支持されているにもかかわらず、これらの場所は、採鉱産業と彼らの影響を受けた政治家からの前例のない脅威に直面している。『パブリック・トラスト』は、ユタ砂漠のベアーズ・イヤーズ国定記念物、ミネソタ州バウンダリー・ウォーターズ・カヌー・エリア・ウィルダネスの鉱山計画、アラスカ州北極圏国立野生生物保護区の石油掘削という3つの激しい対立に焦点を当て、私たちがどのようにして、この追い詰められた現状に至ったかについて探り、公有地保護の継続を提唱する。
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