トムトム

アクアマン/失われた王国のトムトムのレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
3.0
これにてDCEU完結!

次からはDCUとして再スタート。

もうずっとブレブレで一向に芯ができないDCEUでしたが何本か面白いのもあっただけに残念な気持ちもあります。

「フラッシュ」のエンディングからフラッシュとアクアマンは続投かと思われていましたが、ここに来てジェームズ・ガンは全員リブートするみたいなことを言っていますね。

そりゃ成功したキャラを会社として残したいのはわかりますがまたそんな中途半端な建て付けでシリーズを始めたら失敗しそうなので再建を託されたジェームズ・ガンの気持ちはわかります。

ジェイソン・モモアはアクアマンではなくDC版のウルヴァリン的なロボのオファーを受けているらしいですし、ガル・ガドットにはワンダーウーマンではないキャラでの出演をお願いしているようですね。

アメコミにおいてパクリパクられは日常茶飯事(9割くらいはマーベルがDCをパクっていますが……)です。

でも映画としてはマーベルが先行しているのでどうしてもマーベル映画で見たような既視感を覚えてしまいました。

まあ完全に開き直って自分でネタにしていますが「マイティソー」+「ブラックパンサー」みたいな感じでした。

前作に比べて舞台が凄くせせこましい感じなのも残念。

子供を守る話なのにアンバー・ハードが全然絡んでこないと言うか必死で出番を削除したんだろうな、とか普通崖から落ちた奴は生きているフラグですがもう二度とブラックマンタは出てこないんだろうなとか、作品外の色々なことが気になりました。

まあ、そこらへんはいいんです。

僕が許せないのは、コレ最終回やで。

ゴキ◯リ食べてエンディングってどんな終わり方やねん。
どんな気持ちになれと。

ジェームズ・ワンももっと少年ジャンプ読んで打ち切りエンディングの作法を学ぶべきですよ。

最後は謎の敵の大群の前に集結したジャスティスリーグが敵に突っ込んだ所で「応援ありがとうございました。ジェームズ・ワン先生の次回作にご期待ください」とか「俺たちの戦いはこれからだ!」とか「俺たちはまだ登り始めたばかりだ。この果てしなく遠いヒーロー坂をよ。 未完」とかでしょ。

とにかく色々言いたいことはありますが昨今のマーベルの体たらくを見るにつけジェームズ・ガンによるDCの復権に期待したいです。
トムトム

トムトム