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クライ・マッチョのBROOKのレビュー・感想・評価

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)
3.5
鑑賞日:2022年1月15日
パンフレット:880円


人生とは、常に選択がある――!


やはりイーストウッド監督作品にハズレ無し…という感じかなぁ。
今作は傑作ではなく、イーストウッド監督作品の中では、ちょい凡庸な感じもするんだけれど、最後まで魅せてくれるのはやはり彼のなせる業ですね。
きちっと、キャラそれぞれの”人生模様”を見せてくれる。

主人公のマイクをイーストウッド本人が演じており、年相応のキャラとなっていて、とても印象的且つ存在感あり♪


映画は、かつてはロデオで名を馳せたマイクだったが、負傷により、一線を退き、雇い主のハワードからクビを宣告されるシーンから始まります。

翌日、そのハワードが訪ねてきて、メキシコにいる息子のラフォを連れ戻して欲しいとマイクに依頼。
マイクはハワードからの借りがあったため、渋々引き受けることに。


メキシコに到着し、ハワードから渡された住所へと向かう。
屋敷へと忍び込むも、マイクはあっさりと捕まってしまい、ハワードの妻で、男遊びに夢中のリタと対面。

しかし、ラフォはその屋敷にはいなく、闘鶏場にいるかもしれないということ聞かされる。


すぐにラフォを見つけることが出来たものの、リタはラフォを手放そうとはせず。
脅されたため、マイクは仕方なく戻ることにするのだが、車にラフォがこっそり乗っているのだった…。


先日鑑賞したリーアム・ニーソンの「マークスマン」をおとなしめにしたストーリー展開でした。
というか「マークスマン」は長年イーストウッド監督と関わった方が監督しているしね。

今作はド派手なアクションは全くなく、マイクとラフォのバディムービーになっています。
徐々に二人の間の溝が埋まっていくという、ちょっと王道的な物語。
二人の掛け合いも面白いですよ♪

そこにメキシコで出会ったマルタという女性も絡んできたり、ハワードが隠していたことが判明したりと、ストーリーに抑揚をつけている。

結末のマイクとラフォそれぞれの”選択”にも注目ですね。
ラフォは”先に進む”ことを決断し、マイクもまた…(略)
うん、、、なかなか素敵なラストだと思いました。
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