※ストーリーのネタバレなどはしませんが、世界観の話はします。
現在上映中の映画の為、全く前情報無しで見たい方は読まないでください。
どういうジャンルの映画なのか、事前に知っておいた方が期待を裏切られずに楽しめる人が多い映画だと思ったので、ネタバレ設定にせず公開しています。
—————-以下レビューです—————-
壮大な”SF映画”ではなく、“サスペンス映画”として面白い映画でした。
というのも、僕を含めて多くの人が”記憶に潜入”という宣伝文句と、PVの水没した世界に惑わされ、不安定な記憶の世界に侵入し、インセプションのような不思議体験ができると思って見に行った人が多かったのではないでしょうか？
実際はそうではなく、記憶を3D空間(2Dもある)に投影し、それを見ながら事件の真相を追っていく王道サスペンス映画でした。
「時系列が現在だと思っていたら記憶の世界でした」というのはありましたが、そこは別に重要ではなく、我々観客を少し驚かすトリック的表現です。
記憶の世界を自由に動き回れるのではなく、あくまで追視聴、追体験するだけだったのが少し残念です。
どういう想定をして見るか、によって映画の評価がわかれそうです。
僕は運良く途中で想定違いに気づけたので、特に裏切られることなく見ることができました。
ただ、記憶を利用して事件の真相に迫る設定は、サスペンス映画として十分面白かったです。
やったことがある人はわかると思いますが、この映画は『デトロイト』というゲームに似ています。この系統のゲームが好きな人はとても楽しめると思います。
映画ではないので紹介はしませんが、気になる人は調べてみてください。
