Toritamaster

007 スカイフォールのToritamasterのレビュー・感想・評価

007 スカイフォール(2012年製作の映画)
3.8
面白かったです。
前作の「慰めの報酬」から格段にカメラワークが良くなった気がします。お決まりの冒頭チェイスシーンは引きの映像が増え、ボンドくんと敵の位置関係がわかりやすくなりました。
カットの美しさにもこだわっていた気がします。特に上海での戦闘シーンは背景のデジタルサイネージとのコントラストがとても美しかったです。

10/17追記
調べたら撮影監督はロジャー・ディーキンスだったんですね、そりゃー映像が美しいわけです。
ドゥニ映画が好きならお馴染みの撮影監督ですね。

内容も前作よりシンプルで、誰とどう言う目的で戦っているのかがわかりやすかったです。
もちろんシンプルでわかりやすいから良いという訳ではありませんが、王道スパイアクション映画の立ち位置で作っていると思うので、無駄に複雑にするよりは良いと僕は思います。

気になる点と言えばMI6の必要性を審問されているシーン。Mの発言はかっこいいですが、あんな精神論でいいの?笑と思っちゃいました。それとも英国では理論的な反論よりも詩を引用して話をするのが主流なのでしょうか。僕は英国文化には馴染みがないのでそこら辺はわかりませんが。
映画としての演出!ならば突っ込んでしまいすいません。

ボンドくんは今作もかっこいいし、お茶目でかわいいです。

このシリーズは「楽しんで見る映画」と決めていましたが、やはりしっかりレビューをしたくなるのは映画好きのサガですね。
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