娯楽としての映画鑑賞が殆どやけど、たまにはこういう、こんな現実もあるんよ、って意識できる映画も見ておきたい。
あくまでドキュメンタリー。
でも映画製作側が意図してカットしたところ、絶対に映したかったところとか、モンタージュ的な感じで移して見方を操ってることもあるかもしれないなって思いながら、でもそれでも、やっぱりこうして誰かが見ることで少しは何か変化があるのかもしれない。
一人だけ移された神様のように見えた青年。あんなひとの割合は現実でどのくらいなのか。どんな顔を持っていたのか。
この映画上腐る程いた性癖の持ち主。彼らの日常ってどんな感じなのか。画面越しに見えたあの顔は彼らの何％を写しているのか。
責任能力も未来に起こることへの考慮、危機感もない子達を手玉に取って、脅迫して、追い詰める。
なんでそんなんに騙される？と思うなかれ、もうとっくに成人した身でもその状況に身を置いてみたら、きっと現実を捨ててしまったほうがいっそ楽になると思うに違いない。
こんな人たちが日常の中に普通に潜んでいて、無垢な人たちに接している恐怖。
自分の身の回りの子たちがそんな人たちに一瞬でも心を許してしまいそうで怖い。
真逆っちゃ真逆の話やけど、高齢者を騙す人たちの件も同時に思い出される。
身近な人たちだけでも危険な目に合わないように、できることをしたいって考えるきっかけになる。
