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たまご割れすぎ問題のsonozyのレビュー・感想・評価

たまご割れすぎ問題(1926年製作の映画)
4.0
サイレント映画時代末期の1920年代後半、実写のスラップスティックとストップモーション・アニメーションを融合させた短編映画を20本製作したという、チャーリー・バワーズ。
その記念すべき実写映画第一作。

この古臭くない邦題は、昨年の特集上映用に新たにつけられたんでしょうか。
原題『Egged On』≒扇動される→“卵に挑発されて”的な意味かな?

ある日、もしも落としても割れない卵を発明できたら大儲けできるぞと気づいた発明家バワーズ。
なんとか出資してくれる会社も見つかり、フィアンセの実家の農場の納屋を借り、部品を人の持ち物からパクって(長い髭とかも。笑)、仕組みがまったく理解できない(笑)「割れない卵製造機」を完成させる。
卵出荷業協会の会長が視察に訪れ、デモンストレーションを始めようとするのだが・・

バスター・キートンの無表情なフィジカル・コメディとも、チャールズ・チャップリンの豊かな感情表現とも異なる、奇想天外な発明や機械、特殊効果やトリック撮影を使った独自のコメディスタイルが楽しい!

※ちなみにChatGPTに「キートン、チャップリン、バワーズ、それぞれにキャッチフレーズをつけて」と頼んだ結果、こんな感じに。なかなかいい感じじゃないでしょうか。
●バスター・キートン: "無表情な笑いのマエストロ"
●チャールズ・チャップリン: "人道的なユーモアの巨匠"
●チャーリー・ボウワーズ: "奇想天外な発明で笑いを魅了するマッドサイエンティスト"
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