Kaz66

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのKaz66のレビュー・感想・評価

4.4
さすがスナイダーズ・カット(原題は、ZACK SNYDER'S Justice League)だけあって、ザック臭ムンムンの(神話的)ダークヒーロー・アクション大作でした。
僕はスナイダーズ・カットを執拗に求める熱狂的ファンではありませんし、ジョス・ウェドン劇場版もそれなりに楽しめた方ですが…、この作品は全くの別物でしたし、確実に劇場版よりも素晴らしく、元々ザックが企画していたDCEU3部作(マン・オブ・スティール/バットマンvsスーパーマン/ジャスティス・リーグ)の締めくくりに相応しいものでした。
HBOmaxでの公開、6つのパート+エピローグという構成により上映時間4時間超という長丁場ですが、それにより(当初の構想通りの)各ヒーローたちのバックストーリーがしっかり描かれ、サブキャラとの関係やダークヒーローとなる理由なんかも分かり、より没入できるようになってます。
ザックのシグネチャーである“肉体美”や“スローモーション”なんかもそこココに見られ、ストーリーのアウトラインは劇場版とそう変わらないのですが、使用してるカットやそこから来る印象としては全く別の映画になってます。
やっぱりDCEUの世界観(特にスーパーマン&バットマン+ヴィランズ)はザックのスタイルが型作っているし、このカットが成功したならばこの後のユニバースもザックをヘッドにしたチームでの製作にして欲しいなーと思いました…。
とにかく、(日本でも)観れて良かった!
次は(笑)全く新しく撮り下ろした、最後の最後のシーンの続きをザックの製作で観れることを超期待してます。
Kaz66

Kaz66