「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク主演。他の出演作観てないけど、この方は悪女がぶっちぎりで似合う!と思わずにはいられないほど、本作もハマっています。
が、内容はというと、期待していたものとかなりズレていて、あまり楽しめませんでした。せっかく「ゲーム・オブ・スローンズ」のティリオン・ラニスター役で大好きになったピーター・ディンクレイジが大活躍なのに。
というのも、本作、成年後見人詐欺の事件を描いたもっとリアリティのあるサスペンスだと思っていたのですよね。ところがふたを開けてみれば、設定こそ成年後見人詐欺ですが、話が進むにつれ、マフィアと対峙する無敵のダークヒロイン物みたいな内容に。
最初からそれが分かっていれば良かったのでしょうが、どんどん期待と離れた方向に話が進むし、主人公があり得ないくらい強い女性なのでキャラクターとしても好きになれず、ハマる要素がほとんど無かったです。それ故に、ラストは映画としてはある意味良かったですが。
ただ、これは期待値と好みの問題で、エンタメとしては起承転結のメリハリある内容でテンポも抜群なので、フィルマの平均評価が高いのは納得です。