ぎゅっとしたら「世にも奇妙な物語」の長編枠の２５分で終わる。
可もなく不可もない、ある意味正統派B級ホラーだが、ラストは悪くない。
これは子持ちであるか否か、夫婦仲がいいか悪いかで評価が分かれそうな作品。
うちは作中の夫婦くらいの年代に加えて同じ年頃の子持ち。
そして「もし１００億円を得る代わりに今の配偶者を失うとしたらどちらを選びますか？」と訊かれたら、迷わず配偶者をとるほど夫婦仲は良い方だ。
だからこの夫婦が是が非でも息子を取り戻そうとする気持ちと、彼らの決断は全面的に支持できる。
以下、少々ネタバレします↓
何かと母親に非難が集中しているが、「古民家の廃材もらってリノベーションしました」みたいな感覚なのでそこは責めるべきではないと思う。
そして問題のラストだが、正直仲良くもないましてや自分の子供をいじめる人様のガキなんざ知ったこっちゃないというのが本音。
それが我が子を救う唯一の手段だったら迷わず実行するわな。
これは初めから悪魔の思惑通りだったのではないだろうか。
DIY好きの母親、学校に出入りできる便利屋の父親、そして学校に馴染めず一方的に加害者にされてしまうかわいそうな息子。
この両親なら必ず我が子を取り戻そうとするだろうし、例の条件も100％飲むだろう。
かくして悪魔は海老で鯛を釣ることに成功したのだった。ってなところ。
それにしても。。。。交渉長っ
シャーマンはもっと謝礼もらっていいよ！！
