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ひらいてのmarimoのレビュー・感想・評価

ひらいて(2021年製作の映画)
4.1
山田杏奈の顔が好きすぎて、今回も山田杏奈目当てでの鑑賞です

まず冒頭の坂道モチーフな楽曲のクオリティが高過ぎる!!!

ドローンを駆使した空撮から始まるそのMV的なオープニング
圧巻です笑

パロディと呼ぶにはクオリティが高すぎて、
山田杏奈の無愛想さと振り付けの可愛さが混ざり合って
なんとも言えない至高の映像に仕上がってます

この劇中歌タイトルは「夕立ダダダダダッ」

なんとも秋元先生っぽいタイトル(秋元先生はノータッチです)

どことなく欅坂を系譜とした楽曲と、なんだか日向坂なタイトル

…すみません坂道ヲタの発作です


気を取り直して本作

もちろん冒頭のダンスシーンでこの作品は間違いないなと確信できる掴みから始まり
淡いと表現するには歪な三角関係が描かれていく

嫉妬と執着心での行動がどんどん歯止めなく続いてしまって後戻りできなくなってしまうような状況

最終的なそれが恋愛感情なのか執着心によるものなのか本人すらそれに気づかない感情
青春あるあるです

それを山田杏奈が体を張ってやってくれるんだから大満足なわけです

高校生の頃の感情って本人すらそれが恋愛か、執着か嫉妬か、はたまた性欲なのか分からない
経験値の少なさからくるものなのか単純なものを複雑に入り組ませてしまう

印象的なのはもちろん山田杏奈の百合展開なわけだが
このシーンでも最初は嫌悪感から始まるのに、感情に身を任せて止まらなくなってしまう
もつれる複雑な感情が繊細に描かれている

不快感の中に悲壮感も漂うなんともアオハル展開にもう20年以上前の感情を呼び起こされるのである

この「ひらいて」というタイトル
それぞれ捉え方は異なると思うが、
なんだか、捉え所のない感情の蕾が開花するような意味合いに思いながら鑑賞してました

調べたら、個人的に傑作の「なっちゃんはまだ新宿」の監督脚本(首藤凜)では無いですか!
それは自分の好みにどハマりするわけだ

さらにこれ、綿矢りさ作品なのか
そら好きなわけだわ

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▼劇場
 チネチッタ
 CINE6
▼作品名
 ひらいて
▼日時
 2021/11/20(土)
 16:20~18:25
▼座席番号
 G-9
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