マツモトタクシー

ひらいてのマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

ひらいて(2021年製作の映画)
4.3
白石晃士監督が2021年に観た映画ベスト10に選んでいて観たかった作品
勿論、芋生悠さん目当てでもあります😀
出町座で見逃してしまい、やっとTSUTAYA配送で観賞💿


綿矢りさ 原作
首藤凜 監督作品



高校3年生の木村愛(山田杏奈)は成績優秀で友人も多く進学もほぼ推薦入試での合格が約束されていて何不自由ない学園生活を送っていた

そんな愛が密かに思いを寄せているのが同じクラスの斜め前の席に座っている西村たとえ(作間龍斗)
彼は地味で目立たないが成績優秀で独特の雰囲気があるそんな彼に愛は特別な感情を抱いていた

ある日、彼が誰かからの手紙を大切に持っているのを見て相手が誰か知りたくなる。。






以下ネタバレ


盗み読みした手紙の相手は隣のクラスの美雪(芋生悠)で彼等は密かに交際していたのだった

それを知った愛は色々な感情が渦巻き徐々に暴走を始める。。



思春期にありがちなアオハルな暴走
ここまで激しくなくても自身にも思い当たる恥ずかしい過去が幾つかはある😁

愛と美雪がカラオケで交わす会話🎤🎵
愛「たとえとどこまでいってるの?」
美雪「え?まだ何にも。。キスもしたことない。。たとえ君は何も求めてこない」

この時の愛のニヤっとする顔😏
悪い顔やのぉ~😁山田さんの名演技☺️

大人しく汚れのない美雪の役は芋生さんにピッタリ☺️

たとえ役の作間さんも良くて若手実力派が3人共に素晴らしくお互いの演技に呼応して化学反応が起きていた印象

セリフも印象的な物が多く特にたとえの
「貧しい笑顔だな。自分しか好きじゃない笑顔だよ。一度でも他人に向かって、俺に向かって微笑みかけてみろよ」
というセリフは鮮烈だった☺️


ラストの場面
酷いことをした愛に何処までも無垢な美雪
「打算だったとしても心を「ひらいて」くれてありがとう」という手紙を渡す💌
その手紙を読んだ愛はHR中の教室を飛び出て同じくHR中の美雪のクラスに突入する
「また一緒に寝ようね」と耳打ちしてEND

最後も鮮烈で強烈だった良作品☺️