偶然と想像のSasadaのレビュー・感想・評価

あの日あの時あの場所で君に会えなかったら、、、
我々の人生を支配する「偶然のいたずら」と「隠された部分への想像」で紡ぐ濱口竜介監督の会話劇。

たまたま出会った“それ”が、秘めていた思いを溢れさせる。
なんてことないaとeの違いが、何人もの人生を狂わせる。
あなたではない誰かへの思いを、目の前のあなたに託してみたら。

めちゃくちゃ面白かったです。
コント的なおかしみはもちろん魅力的なんだけれど。偶然に救われ想像に支えられる、我々の人生への愛着が詰まっている気がして。