ムック829

偶然と想像のムック829のレビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)
3.9
会話劇がメインとなる三話の短編オムニバス映画。

一話目
ほっしゃん似の女の子と伊藤英明似の男が出てくるんですがこの二人、棒読みがすぎる。
感情を抑えた演技、と言えば聞こえはいいかもしれませんが、あれは棒読みに近いと思う。
さらに女が可愛くない上にヤバすぎる性格のせいでイライラして無理だった。

二話目
ビッグボスに似ている渋川清彦さんの冷静沈着すぎる話し方、言葉のひとつひとつが良かった。
セラピストを紹介しますと言っていたけど、私には彼がセラピストのように見えた。

三話目
個人的にはこれが一番良かった。なにせ前二話は明確に嫌な奴がいたから。
その点、そんなことある?っていう強引さはあるものの、観ていて微笑ましくて癒された。

ほぼ会話劇の映画ですが、三話あるので自分好みの話がひとつは見つかるはず。
ロメールっぽいというレビューも見られますが、ロメールはもっと意味のない会話のような気がしますね。
偶然から始まる会話劇、いい偶然もあれば悪い偶然もあるということで。
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