YasuhitoArai

Solo(原題)のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

Solo(原題)(1970年製作の映画)
3.5
ジャン=ピエール・モッキー監督作品。
ジャン=ピエール・モッキー演じるヴァイオリン奏者で宝石泥簿のヴァンサンは、弟のヴィルジルがアナーキストでテロ行為をして警察に追われており、警察に先回りしようとするが・・・という話。

監督のジャン=ピエール・モッキー自身が主役。ジェラール・フィリップのような二枚目の顔立ちに、AV男優のようなムンムンとした濃さを足したような顔。見た目を知ると、自身の経験を加味したナンパ映画『今晩おひま?』への説得力が増す。今作品は他の監督作品に比べるとふざけた要素が少ないけど、エロ要素は多分に盛り込まれている。弟の隣室の女性との会話シーンで、女性が下着姿のままで話を展開させる。

夜で暗いシーンが多い。微かな街灯がいい感じ。銃で撃たれた傷が針で刺されたみたいに小さくて面白い。
オープニングクレジットの出方がかっこいい。
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