高校銃乱射事件の被害者両親と加害者両親。教会にある小さな部屋で、繰り広げられる4人の会話劇、「対峙」。なぜこんなことが起きたのか理由を知りたい。時には感情が昂り声を荒げ、時には涙を流しながら、どんな事件で、どんな息子だったのかが語られていく…4人の表情や仕草から揺れ動く気持ちが伝わってくる、しんどいね。
何をどうしたいのか、誰にもわからないまま、ただただ対話が続いていく。「クタクタ」にもなるよ。人を憎み続けるのは疲れる。
被害者家族の孤独、加害者家族の孤独 。6年間みんな苦しんだ。それは事実。だけど、被害者の父親の「私も皆さんと同じ、大きな打撃を受けた」これはないでしょう…。同じではないと思う。彼はあまり反省してないような、冷たさを感じた。
