りょう

コンティニューのりょうのレビュー・感想・評価

コンティニュー(2021年製作の映画)
2.8
 主人公が何度も殺されてタイムループし、そこで磨いたスキルでミッションをクリアするという構造は、2014年の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(傑作)や2017年の「ハッピー・デス・デイ」(やや傑作)を連想しますが、この作品は物語そのものに魅力がありません。
 俳優陣は何気に豪華ですが、そもそも脚本が主人公であるロイ以外の登場人物を丁寧に描くことを意図していないので、いつもは主役級の俳優陣を活用しきれていないのが非常にもったいないです。ミシェル・ヨーは役柄そのものに問題がありますが、ナオミ・ワッツに至っては、序盤のロイやヴェンターとの会話がとてもぎこちなく、お互いに何を言いたいのか理解できないレベルでした。
 それでも、ロイを狙う暗殺者のキャラとかの描写が重視されていたので、これはこれで面白かったです。ジェマが開発したオシリス・スピンドルという装置の構造とか、それを再起動して暴発を回避する理論とかもよく分かりませんでしたが、ほぼほぼアクションシーンのキレだけで成立しているような作品なので、まったく問題ありません。ただ、せっかくロイの息子のジョーを登場させたのならば、もう少し活躍する場面を用意してあげて欲しかったです。
 これからのジョー・カーナハン監督には、2002年の「NARC ナーク」や2007年の「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」のような硬派な作品を期待したいです。
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