このレビューはネタバレを含みます
静かで美しく、うかうかしてたら眠ってしまいそうな雰囲気の映画だった。ファンタジー要素も重くなく、BGMがちょうど良いところで流れてくるし、サラッと見れてよかった。
主人公の2人が一人二役なのか、双子なのかを鑑賞中に考えていて、やはり微妙に違うので別人だと行きついた。それは正解
故人の家を片付けている間に密やかなタイムスリップみたいな事がふんわり起きているのだけど、同じ次元に二つの違う時間軸が存在していて、互いを行き来できるという設定も良くて、未来の夫と子どもに会えたマリオンも、ネリーの生前の祖母との交流も、もちろん2人がいい時間を過ごせたことも良かったなと眺めていた。
江國香織さんの本を読んでいるような世界観が個人的に漂っていたのでかなり好きでした
原題はPetit Mamanでこのタイトルなら内容がすぐ分かったかもなと思った。