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白い牛のバラッドのpierのレビュー・感想・評価

白い牛のバラッド(2020年製作の映画)
3.9
イランの司法制度の下で、人生を奪われた被害者とも言えるべき人々の話。
冤罪で夫を亡くした妻と幼い娘の前に、正体不明の男が現れる。
新たな人生を促す一方で、男性と親しくなると阿婆擦れ扱いする社会。
好きで未亡人になったわけではないのに、神も法もないと思える理不尽さ。
最後の彼女の決断は、自分自身をも赦せなかった結果なのかもしれない。
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