悪趣味。監督の眼に映るこの世界の汚れを玩具にして集めた最悪な小箱。
主題はこの世界の倫理観の欠如とそれが未来に与える影響？だろうか。(…え？あれ？何が言いたい作品なんだっけ？なにかいっぱい脳内に入れられた気がするけど、何だっけ)
ま、全然興味を持って観られたアプローチの仕方だったと思う。
1幕では人間社会の中に張り巡らされた夥しいほどのアダルトな広告や目。隠語にしても相当気持ちの悪い感じだけれど、日本もなんら変わらない。冒頭にあのシーンを入れることで、女性に意識を向けて見させることを意図しているのだろうか？私は女性側に立ってみてしまったので、女性に纏わりつく目線にげんなりしてしまった…
でも、もしかしたら、何も違和感なく観れる人もいるのかも。と考えると怖い。
2幕は、ほんとに…はい。主観がね。
断定系&高みからの説教ぽい文言のテロップが気味悪く、こちらのチューニングが間に合わなくて酔いそうだった。
3幕は、そんな社会に子供を晒しておいて小庭で文句を言う親も、教師を尊敬すべきと答える教師も、まともな人がいない。
ここはこの教師のどうのこうのは本題じゃない気がする。みんな各々が繰り広げる主義主張が2幕で出てきたものを踏襲してる。ラストは蛇足に見えるし。途中で飽きちゃったのかなぁ？と思ってしまった。
そして、監督もどうかと思うのが、
冒頭の検閲箇所のコメント？で観られなくて残念だね？みたいなことが書かれていたのですが、真剣に映画を観に来た身としては馬鹿にされてるようでキモチワルカッタデス。フザケンナｮ。
そこで私の最下位作品の記録となりました。。
気になったのは、海賊王と神風の話と信頼Tシャツ？あたり。ほぼ文句でごめんなさい。
