明大前から始まる恋
カルチャーを通じた意気投合
学生と社会人
幸せの絶頂とその終わり
正統派かつ実力を備えた若手俳優のダブル主演
はーるーのかっぜーを と聞こえてきそうな物語。タイミングが悪すぎる。あれの後ではどうやったってこのテイストは霞む。
あちらに比べて始まりも終わりもあっさりとしているし、楽しさも孤独も記号的で生々しさに欠けちゃってるのが勿体無いなと。(黒島結菜の魅力は十二分に引き出しているけれど)
ひたすら懐古懐古でエモい自分に浸るのは原作通りなのだけど、そこをチューニングせずそのまま映像にするのもどうかなー、、
「何者にもなれない自分」を超えて何かを紡ぐ物語じゃなく、それにすら浸ってご満悦なのは流石についていけない。
ただ助演キャストは皆良くて、ワンポイントでしっかり爪痕残す佐津川愛美と、高杉真宙と伊藤健太郎の真ん中みたいな雰囲気の井上裕貴が印象的。