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明け方の若者たちのカーネルのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
3.8

主人公の〝僕〟にとって〝沼のような5年間〟のお話。
就活から社会人になって、現実を突きつけられて、それでも働いて、動き出す時期を考えながら過ごす26歳。
まだ若いけど若くない、そんな時期の話。


明大前、下北沢、松原、経堂、高円寺。

いやぁ……… たまらんかったよ………
一気にフラッシュバック!
夜通し呑んで、仲間って言えるような愛すべき人たちと迎えた夜明け。
わかるんだよね、
〝明け方の幸せ〟
〝明けないでほしい〜〟ってのが。
懐かしさと切なさとが入り混じって、複雑な気持ちになりました。
劇中にキリンジの「エイリアン」やキノコ帝国の「東京」など………。これも響くw

話はテンポあり、意表をつき、フライヤーは持ってたけど殆ど情報入れずに見たので、〝ええええ〜〜〜!!!!〟ってなり。〝そんな〜〜〜〟ってちょっとショックだった。
でもね〝僕〟(北村匠海)の気持ち、わからなくないんだ。
けど「横顔が似てたから」は聞きたくなかったな〜。

今回の、無精髭で傷心の男、が予想外に良くて、なんか北村匠海が好きになったな。
ナイスガイな井上裕貴には惚れなおしw



明け方の3人が良かったのさ………
撮影が『僕の手を売ります』の月永雄太。
今作は、とてもクリアな感じです。
明け方の空の水色が、やけに沁みました。




松本佳奈作品はFilmarksやる前に何作か見てるかもしれません。(役者仕事も知ってるよ)
ドラマ『猫』は好きだったな。


ひとつ言いたいのは
バスローブガッチリ着たままの
ベッドシーン。
興醒めだよw
アレはないよ。
なら要らないよ。
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