ぐら

明け方の若者たちのぐらのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
3.4
前半1時半、大学卒業から新卒として会社へ入り、特に特別なことが起こるでもなく、会社の不満ばかり言いつつも、付き合いたての彼女と仲良く楽しく過ごしている典型的な若者の時間を気持ち悪いなぁと思いながらずっと見ていたけど、後半30分、辛い現実を叩きつけられながらも前を向き直して人生を少しずつ進めていくところまで見て、初めは恋愛映画として観ていたせいでしょーもな、って感じだったけど、別れた後の流れまで見ていくと、主人公の人生にとって彼女との時間はただのエッセンスだったんだなと思えて、急に映画として観れるようになった

ラスト30分でわかる事実までの構成がおもしろかった
カツセさんの小説が原作だったから見たいリストにいれてた分、見ながらここはどんな文章で表現されてるんだろうなってずっと考えながら見てた
読まなかっただろうけど、映画じゃなくて小説で読んだ方がおもしろかったとおもう

恋愛がテーマの作品って、映画だから無理なのかもなぁと思った
登場人物全員に顔がついてるのが良くないのかも
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