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ボーはおそれているのayellowbirdのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.6
鬼才アリ・アスター監督と名優ホアキン・フェニックスがタッグを組み、怪死した母のもとへ帰省しようとした男が奇想天外な旅に巻き込まれる姿を描いたスリラー!
日常のささいなことでも不安になってしまう怖がりの男ボーは、つい先ほどまで電話で会話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう “いつもの日常”ではなかった。その後も奇妙で予想外な出来事が次々と起こり、現実なのか妄想なのかも分からないまま、ボーの里帰りはいつしか壮大な旅へと変貌していく…。

久々のジェットコースター・ムービー! 統合失調症(?)で神経科医にカウンセリングを受けているボー。明日母が待つ実家に帰省するため床につくと、隣人の騒音で眠れず。耳を塞いでなんとか眠ったが、朝目覚めると大遅刻。慌てて家を飛び出すと、今度は忘れ物。取りに戻ると、ドアに差し込んでいた鍵を盗まれ、結局、飛行機に乗り遅れる。その後も、次々と奇妙な出来事に遭遇し…。

いつも何かに怯えているボー。そして、彼の身に起こる災いは、すべて幼少期のトラウマに起因し、そのトラウマの元凶は母親。その母親の遺体を見て、ようやくそのトラウマから解き放たれたと思いきや、人生は糾える縄のごとしで…。
ホアキン・フェニックスのNapoleonとは真逆の演技が脳裏から離れない。
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