hrm

ボーはおそれているのhrmのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.7
観ながら思い出したのは、デヴィッド・リンチ、ダリオ・アルジェント、「ゲーム」と「トゥルーマン・ショー」。
全てが悪夢なのか仕組まれた出来事なのか考えながら、ひたすらに悪いことが起こり続ける上に主体性のない主人公を見続けるのはなかなかの苦行。
飽きないのに、楽しくはない(笑えるシーンは結構多かった)ってあまりない感情だけど、アリ・アスターってこんなだった。
いちばんなんだこれ感あったのはクリチャー!
不思議な映画だったという感想しかでてこない。
それなのに、既に製作が始まっているアリ・アスター×ホアキン・フェニックスの最新作はやっぱり公開が楽しみ。なぜなのか。

当たり前みたいなことだけど、ホアキンすごいな。
「ジョーカー」も「カモンカモン」も、「ナポレオン」もボーも。
あんなに特徴的な顔立ちのかたなのに、「そう言えばホアキンだった」と思う。

ヨブ記がモチーフとのおはなしやユダヤ系家族の母の性質についてのおはなしは、町山さんがお話されていたので割愛。
試写会イベント直後に収録されたアトロクポッドキャストが、今の私の気持ちにいちばん寄り添ってくれてる。

劇場には、娘さんと一緒に来たと思しき70代女性が何人か。
なぜ観ようと思ったのか、どんな映画だと思ったのか、ものすごく気になってる。
hrm

hrm